Linuxユーザの立場から、役立つ情報や困ったときの解決方法を分かりやすく、かつ簡潔に記事にまとめています。主に、Ubuntu 8.04(→9.04)やCentOS 5.2(→5.3)で確認したことですが、他のディストリビューションでも応用できると思います。内容は(1)設定ファイルの書き方(2)役立つソフトウェア紹介やインストール方法(3)便利なコマンドの使い方や活用例(4)困ったときの解決方法です。このページの末尾にキーワード別で記事を分類してあります。また、真上の「ブログ検索」フォームからブログ内の記事を検索できます。

2008年10月25日土曜日

ユーザ名を変更する。 このエントリーを含むはてなブックマーク

本記事では、ユーザ名を変更する方法をまとめる(Ubuntu 8.04)。過去に、別のディストリビューションのLinuxを使っているときに、ホスト名やユーザ名を変更してログインできなくなったり、変なトラブルが起きたことがあった。だから、今回はあまり気乗りしないが、ホスト名やユーザ名はよく目につくので、どうしても変更したくなった。ホスト名は、前回の記事「ホスト名を変更する」の通りすると、ごく簡単に変更できた。一方、ユーザ名は少し手間取ったので、手順を一通りまとめる。 □ シングルユーザモードでログインする。 通常は、ランレベル5(=グラフィカルログインによるマルチユーザモード)で起動する設定になっていると思う(c.f. @ITの「ランレベルとは」)。シングルユーザモードでログインする方法を、Ubuntu 8.04の場合で説明する。 (1)PCに電源投入(システムを起動していたら、再起動) (2)デュアルブートの場合は、OS選択画面に移るので、Ubuntuを選択 (3)Ubuntuが立ち上がるときにEscを押すと、ブートローダGrubのメニュー画面が現れる。 メニューでは、起動するシステムのカーネルが選択できる。 (4)最新のカーネルで、確かrecovery modeとか付記されているものを選択する。 (5)起動後に表示されるメニューで、確か「コマンドプロンプトに戻る」というのを選択する。 (6)次の3つのファイルで、現在のユーザ名をすべて変更したユーザ名で置き換える。CUIでの操作なので、viの操作などにはあらかじめ慣れておくこと! /etc/passwd /etc/group /etc/shadow 例えば、viなどのエディタで編集すると良い。編集箇所はたくさんあるので、パターン検索などの機能を活用してすべて置換する。 (7)ホームディレクトリの名前を新しいユーザ名のものにリネームする。 補足: 私は(7)をしないで、(6)までやった後に再起動してログインしてしまった。すると、もちろんログインに失敗したので次のようにして復帰した(説明するまでもないが。。。)まず、ログイン画面においてフェールセーフによるログインで入った。そして、ホームディレクトリを新しいユーザ名にリネームする。Ctrl-Alt-Backspaceでログイン画面に戻ってから、今度は通常のログインで入った。

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